塗装の工程
松山市のみなさま、こんにちは！
🟥塗装工程前の3つの確認🟥
①足場仮設スペースの確保
足場仮設の際に、電柱・電線の位置を確認する必要があります。距離が近いと感電の危険があるので、防護管取付を電力会社に申し込みます。職人が刷毛塗りをする場合は、足場から最低60㎝程度が必要となります。
②敷地内にねた場の確保
塗装工事では、ねた場と呼ばれる塗料を置く場所が必要になります。施主様に相談し、4～6㎡程度の作業スペースを確保させていただきます。
③電気・水道の使用確認
塗装工事では、塗料の撹拌用の電気が必要になります。そして、塗料を混ぜたり外壁を高圧洗浄するための水も必要です。施主様に事前に電気・水道の使用許可をお取りします。屋外コンセント・野外の水栓の場所も確認しておきます。
工程その①【高圧洗浄】
高圧洗浄は、ポンプで加圧した高圧水を噴射させることで外壁・屋根のなどに付着した汚れ・カビ、古くなった塗膜をいっきに洗い流します。汚れが付着したままだと、塗料の密着性が悪くなり耐久年数までもたずに剥がれ落ちてしまうことがあります。
工程その②【下地調整】
塗装前の大事な作業にケレン、コーキング、ひび割れ補修といった工程があります。
*ケレン
ケレンの主な役割は、サンドペーパー・マジックロンなどを使用し、サビ落としや旧塗膜の除去を行います。そして下地に細かな傷をつけることによって塗料をしっかり食い付かせ、塗膜を剥がれにくくするためです。
ケレン後はサビ止めを塗布します。サビの再発を抑制し、傷みやすい鉄部の耐久性を高めます。
*シーリング工事
シーリングとは家の部材と部材のつなぎ目（隙間）をシーリング材で埋める工事です。
実は家のさまざまな部分で使用されているコーキング材、継ぎ目の箇所がきちんと密着してないと、家のトラブルに直結することになり、強度にも大きく影響を与えます。
シーリングをする目的は、つなぎ目から侵入する「雨漏りを防ぐ防水性」と地震などにより建物が揺れた際に「伸縮性により建物を守る耐震性」にあります。
つまり、シーリングは家がいかに長持ちするかというポイントにおいても重要だといえます。そして耐久性や柔軟性にも大きく関わってきます。
*ひび割れ補修
劣化により外壁材が凸凹の場合に行う工程です。下地状態が良い場合は省きます。
工程その③【下塗り】
下地を固める、また中塗り・上塗り材の密着力を上げる工程です。「シーラー」「プライマー」と呼ばれる塗料を使用します。
工程その④【中塗り】
耐候性の塗料を2回、塗布する工程です。その1回目になります。2回塗りするのが原則となります。
工程その➄【上塗り】
塗料の2回目の塗布工程になります。耐候性の上塗り材を塗って完了です。
まとめ
「塗装」とは物体に塗料を塗り、紫外線や傷などから素地も守るための役割をしています。身近にあるほとんどのものが塗装によって守られています。
お家の美観保護、大切な財産である我が家をもっと長持ちさせるためにも最適な時期に満足のいく塗り替えを行いましょう。塗替えしただけでも寿命は格段にのびます。
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